2025/11/25

ネパール、ヒマラヤ山岳展望の旅(2)

 
ダウラギリ(中央の北東稜を挟んで右の北壁と左の東壁)
11/25、この日はジョムソンに飛びました。
ジョムソンは、アンナプルナ山群の北側に位置し、旧ムスタン王国の入口で、チベットの雰囲気が漂います。
ジョムソン便のチケットは、ポカラからの出発時間が午前6時になっていますので、「くれぐれも5時には空港に着いているように」とマハビールさんに言われていました(彼は他の仕事があるので、今回、私たちに同行していません)。
てっきり、昨日到着した新空港からの出発だと思っていたのですが、タクシーで、真っ暗な門前に降ろされたのは古い方の空港でした。
「ジョムソン」と警備員に言うと中に入れてくれました。
ターミナルは電気は点いていましたが、誰もいません。「ホンマかいな?」と疑いながらしばらく待っていると職員や乗客がポツポツやってきてチェックインがはじまり、搭乗券を受け取って、はじめてここから出発するのだと確信しました。
ポカラ、ジョムソン間のフライトは、チベットから、ヒマラヤ山脈を断ち切って流れ来るカリガンダキ川にそって、アンナプルナとダウラギリの間を飛行する山岳フライトで、エベレスト方面に向かうルクラフライトに比肩します。有視界飛行ですから、当然、日の出後でないと飛び立てないので、この時期、5時にチェックイン、6時出発なんてありえないのに、またまた、騙されてしまいました。
それでも、6時45分に飛び立ちました。昨日も、今日も素晴らしい快晴の天気です。
機窓からのマチャプチャレ
アンナプルナ南峰
このフライトでは右にアンナプルナ、左にダウラギリを望むことができます。私は左の機窓から見ていると、飛び立つと、すぐにダウラギリの展望地、プーンヒルにいたり、そこをギリギリにかすめて飛行しスリル満点でした。
機窓からのダウラギリ
ゴラパニ峠を越えて、カリガンダキの上に出ると、未踏のダウラギリ南壁が機窓一杯に広がり、圧倒的な迫力で迫ってきます。
そして、まもなくランディング。わずか20分のフライです。
ジョムソン空港の滑走路はルクラ空港程、短くはなく、着陸は安心できます(それでも、前回来た時には滑走路の末端に1機飛行機が転がっていたなあ)。
到着機を待つジョムソン空港
無事着陸
ニルギリを望むジョムソン空港
朝食後、ムクチナートに向かいました。ムクチナートは標高3800mにあるヒンズー教と仏教の聖地で、ネパールやインド各地から多くの参拝者や観光客がやってきます。今では舗装道路が通じているので、この日も駐車場には20台位のバスが停まっていました。山麓の寺院の門前までは馬で行きました。
振り返ると北東面を見せ、端正なダウラギリが孤高を誇っていました。
境内に入ります。
本堂の前にはプールのような沐浴場が2つあります。気温は0℃に近いのに多くの男性、女性が沐浴しています。周りにはギャラリーがたくさんいて、囃し立てたり、動画を撮影したりしています。信心というより度胸試しのようです。
本堂の裏に108個あると言われる牛の口からは水が噴き出していますが、そこを走ってくぐり、沐浴する人もいます。つららが下がっていて、見ていても寒いくらいでした。
気温は0℃
女性も水を浴びます
沐浴場
下りは歩いて車に戻りました。門前町のラニボア付近は新しいホテルや土産物屋などができていて、そのそばの丘の上に建てた、亡き俵屋さんと榊原さんのマニ(メモリアルの石積み)は、今では開発が進み、リゾートホテルにでも飲み込まれて、潰されてしまったのではないかと心配していましたが、今も健在で、仲良く肩を並べてダウラギリを見ていました。
俵屋さん(右)と榊原さん(左)のマニ

ムクチナートから下って、カグベニに立ち寄りました。
カグベニは旧ムスタン王国の首都ローマンタンへの道とムクチナートへの道との分岐にあたる村です。ムクチナートへの観光客は素通りしてしまうので、落ちついた趣が残る古い村ですが、最近は、ホテルやゲストハウスの看板が目立つようになりました。
また、この村の耕作地では何度かカランクルン(ヒマラヤを越えるアネハヅル)が南に渡るために羽根を休めているのを見かけました。もちろん、この時期はもう渡りは済んで、カランクルンは見かけませんが…。
その後はジョムソンを通り過ぎ、ジョムソン街道を南下してマルファに立ち寄りました。
マルファはダウラギリのベースキャンプに至る登り口で、村の家屋の壁が白く塗られていて、独特の趣があり、私の好きな村でした。
ところが今では、貸衣装屋さんが増えていて、チベットの衣装をまとったバカップルが動画を撮って騒いでいて、昔の趣きがありませんでした。
足早にマルファを通り抜けタサンビレッジに向かいました。
タサンビレッジは、西側にダウラギリを、東側にニルギリを仰ぎ見る最高のロケーションにあるロッジです。
今回は、そこに三泊四日で滞在する、ゆったりした贅沢な旅です。












11/28、
タサンビレッジで、のんびりゆったり過ごしたあと、逆コースでカトマンズに戻りました。












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