2025/11/29

ネパール、ヒマラヤ山岳展望の旅(3)

 

11/29、今回の旅のハイライト、ヘリコプターによるエベレスト遊覧飛行です。
今日も快晴で、空港からもジュガールヒマラヤがよく見えます。
6時、カトマンズ空港に到着。7時、ヘリコプターで空港を飛び立ちました。ずーっとヒマラヤ山脈に沿って飛びます。
昨年も今年も、ルクラフライトはラメチャップ空港発着でしたので、ヒマラヤ山脈をあまり目にすることができないのですが、今日は本来のルートで、ヒマラヤがよく見えます。
ヒマラヤに沿って飛びます
ルクラ空港
チョラツェ(中央)とタウツェ(左)の間のコル
チョラ湖とチョーオユー(8201m)
飛行時間45分でルクラ空港着。一旦着陸して別のヘリコプターに乗り換えました。
ルクラから上部専門のパイロットのようで、自分だけヘルメットをかぶり、鼻から酸素を吸引しています。
ルクラを飛び立って、エベレスト街道沿いに北上。アマダブラムを過ぎると、ナムチェ辺りからは見ることができない山々が、次々に現れます。
右にアイランドピークとマカルーが見え、左にチョーオユーが見えると、左に旋回して、タウチェとチョラツェのコルが間近に見えます。ここは、榊原さんが遭難した現場で、一報を聞いて、パートナーの宮本さんとヘリコプターで状況を見に上がったところです。
足元には、エメラルドグリーンのチョラ湖。彼らがBCを置き、現地救援本部となった場所です。
あっと言う間に通過し、クンブ氷河の上に出ると、ドーンとプモリが目に飛び込んできます。榊原さんと頂上で、無線マイクを片手にカラオケ大会をやった山。この辺りは榊原さんとの思い出がある山ばかりです。
クンブ氷河を遡り、エベレストベースキャンプを下に見て(この時期、何もありません)、クンブアイスフォールの方に右旋回して、ズタズタのクンブ氷河を間近に見ながら南下して、ロブチェ辺りでまた右旋回。カラパタールの登山道をかすめ、5500m付近の雪面にランディングしました。
5500mに着陸。エベレストをバックに…
プモリ
ここで、ヘリはローターをまわしたまま、私たちは機外に出ました。
見上げるとエベレストが顔をのぞかせています。エベレスト街道では、エベレストに近づくほどエベレストが見えなくなりますが、カラパタールのこの辺りまで登ってくると、再びエベレストが見えてくるのです。
5分ほど写真を撮ったり、山を眺めたりして、再び搭乗し、離陸。あっと言う間にエベレストビューホテルに到着。ここて朝食をいただくのです。ここまでルクラを発って20分くらいです。
エベレストビューホテル前の丘に着陸し、私たちが降機するとすぐにヘリは飛び去りました。エベレストビューホテルの前の丘にはローターを止めたヘリが4機も停っていたので、パイロットも一緒に朝食をいただくのかと思ったのですが…。
(左から)エベレスト、ローツェ、アマダブラム
エベレストビューホテルの玄関先の草原にランディング
エベレストビューホテル
エベレスト(望遠)
何機もヘリが駐機していて、エベレストビューホテルはドライブインみたい
コンデをバックに、私たちが搭乗するヘリが迎えに来ました
勝手知ったるエベレストビューホテルのテラスに着席。
出されたヘリコプター乗客用のメニューをみると、コンチネンタルブレックファーストがなな、なんと一人前4500ルピー(約5000円)。絶景代を含んでいるのか?急激な円安プライスか?
ヘリ代に含まれていることがわかり、ホッとして、おいしくいただきました。
30分ほどして、先客がみんな飛び去り、どうしたものか?ここに置き去り?と思案していると、ホテルの人が呼びに来て、それに従います。ヘリ会社とホテルが提携していて、迎えのヘリが来ると乗り場に案内してくれるのです。
降機した場所で待っているとヘリがやってきました。二人の若いトレッカーが乗っていましたが、ここで降機し、入れ替わります。いっときもヘリを遊ばせておかない商法のようです。
搭乗して5分でルクラ空港。カトマンズから来た時の機体とパイロットに乗り換え、11時過ぎにカトマンズに戻りました。
5時間で、2週間分の行程を楽しんで来ました。

2025/11/25

ネパール、ヒマラヤ山岳展望の旅(2)

 
ダウラギリ(中央の北東稜を挟んで右の北壁と左の東壁)
11/25、この日はジョムソンに飛びました。
ジョムソンは、アンナプルナ山群の北側に位置し、旧ムスタン王国の入口で、チベットの雰囲気が漂います。
ジョムソン便のチケットは、ポカラからの出発時間が午前6時になっていますので、「くれぐれも5時には空港に着いているように」とマハビールさんに言われていました(彼は他の仕事があるので、今回、私たちに同行していません)。
てっきり、昨日到着した新空港からの出発だと思っていたのですが、タクシーで、真っ暗な門前に降ろされたのは古い方の空港でした。
「ジョムソン」と警備員に言うと中に入れてくれました。
ターミナルは電気は点いていましたが、誰もいません。「ホンマかいな?」と疑いながらしばらく待っていると職員や乗客がポツポツやってきてチェックインがはじまり、搭乗券を受け取って、はじめてここから出発するのだと確信しました。
ポカラ、ジョムソン間のフライトは、チベットから、ヒマラヤ山脈を断ち切って流れ来るカリガンダキ川にそって、アンナプルナとダウラギリの間を飛行する山岳フライトで、エベレスト方面に向かうルクラフライトに比肩します。有視界飛行ですから、当然、日の出後でないと飛び立てないので、この時期、5時にチェックイン、6時出発なんてありえないのに、またまた、騙されてしまいました。
それでも、6時45分に飛び立ちました。昨日も、今日も素晴らしい快晴の天気です。
機窓からのマチャプチャレ
アンナプルナ南峰
このフライトでは右にアンナプルナ、左にダウラギリを望むことができます。私は左の機窓から見ていると、飛び立つと、すぐにダウラギリの展望地、プーンヒルにいたり、そこをギリギリにかすめて飛行しスリル満点でした。
機窓からのダウラギリ
ゴラパニ峠を越えて、カリガンダキの上に出ると、未踏のダウラギリ南壁が機窓一杯に広がり、圧倒的な迫力で迫ってきます。
そして、まもなくランディング。わずか20分のフライです。
ジョムソン空港の滑走路はルクラ空港程、短くはなく、着陸は安心できます(それでも、前回来た時には滑走路の末端に1機飛行機が転がっていたなあ)。
到着機を待つジョムソン空港
無事着陸
ニルギリを望むジョムソン空港
朝食後、ムクチナートに向かいました。ムクチナートは標高3800mにあるヒンズー教と仏教の聖地で、ネパールやインド各地から多くの参拝者や観光客がやってきます。今では舗装道路が通じているので、この日も駐車場には20台位のバスが停まっていました。山麓の寺院の門前までは馬で行きました。
振り返ると北東面を見せ、端正なダウラギリが孤高を誇っていました。
境内に入ります。
本堂の前にはプールのような沐浴場が2つあります。気温は0℃に近いのに多くの男性、女性が沐浴しています。周りにはギャラリーがたくさんいて、囃し立てたり、動画を撮影したりしています。信心というより度胸試しのようです。
本堂の裏に108個あると言われる牛の口からは水が噴き出していますが、そこを走ってくぐり、沐浴する人もいます。つららが下がっていて、見ていても寒いくらいでした。
気温は0℃
女性も水を浴びます
沐浴場
下りは歩いて車に戻りました。門前町のラニボア付近は新しいホテルや土産物屋などができていて、そのそばの丘の上に建てた、亡き俵屋さんと榊原さんのマニ(メモリアルの石積み)は、今では開発が進み、リゾートホテルにでも飲み込まれて、潰されてしまったのではないかと心配していましたが、今も健在で、仲良く肩を並べてダウラギリを見ていました。
俵屋さん(右)と榊原さん(左)のマニ

ムクチナートから下って、カグベニに立ち寄りました。
カグベニは旧ムスタン王国の首都ローマンタンへの道とムクチナートへの道との分岐にあたる村です。ムクチナートへの観光客は素通りしてしまうので、落ちついた趣が残る古い村ですが、最近は、ホテルやゲストハウスの看板が目立つようになりました。
また、この村の耕作地では何度かカランクルン(ヒマラヤを越えるアネハヅル)が南に渡るために羽根を休めているのを見かけました。もちろん、この時期はもう渡りは済んで、カランクルンは見かけませんが…。
その後はジョムソンを通り過ぎ、ジョムソン街道を南下してマルファに立ち寄りました。
マルファはダウラギリのベースキャンプに至る登り口で、村の家屋の壁が白く塗られていて、独特の趣があり、私の好きな村でした。
ところが今では、貸衣装屋さんが増えていて、チベットの衣装をまとったバカップルが動画を撮って騒いでいて、昔の趣きがありませんでした。
足早にマルファを通り抜けタサンビレッジに向かいました。
タサンビレッジは、西側にダウラギリを、東側にニルギリを仰ぎ見る最高のロケーションにあるロッジです。
今回は、そこに三泊四日で滞在する、ゆったりした贅沢な旅です。












11/28、
タサンビレッジで、のんびりゆったり過ごしたあと、逆コースでカトマンズに戻りました。












2025/11/24

ネパール、ヒマラヤ山岳展望の旅(1)

エベレストビューホテルからのエベレスト
 1年ぶりにネパールに来ています。
今回は久し振りにタイエアウェイズ(TG)でバンコク経由で来ました。
11/23、バンコクで一泊して、11/24に午前便でカトマンズに飛びました。
期待通り、カトマンズ到着1時間位前に、機窓から、ヒマラヤの山並みが見えてきました。
まず、ヒマラヤ東端の世界第3位のカンチェンジュンガ (8586 m。それから暫くして第5位のマカルー(8463 m)が見えて、第4位のローツェ(8516 m)と最高峰のエベレスト(8848m)が見えてきました。エベレストは雪が付かず、黒黒としていて、威風堂々としています。
カンチェンジュンガ
左からエベレスト、ローツェ、マカルー
シシャパンマとジュガールヒマラヤ
その隣は、第6位のチョーオユー(8201m)。素晴らしい景観です。
ロールワリン山群をはさんで第14位のシシャパンマ(8027m)。
いつもなら、このあたりで着陸態勢に入り、雲中に降下するのですが、今日はカトマンズの空港が混雑しているのでしょう、待機のため大きく左に旋回して、ヒマラヤの続きを見せてくれました。
マナスル山群
アンナプルナ山群からダウラギリ(左)
ジュガール、ランタン山群の次はマナスル(8163m)、アンナプルナ(8091m)、ダウラギリ(8167m)…ネパールの8000m峰8座とチベットのシシャパンマの合わせて9座の8000m峰を見ることができました。
もう一度、計2回も旋回する大サービスでした。
その後、無事着陸し、入国手続き、荷物も比較的早く出てきて、いつもの蕎麦屋で昼食。
サンセットビューホテル
本格的な天ざる
再び、空港に戻り、今度は国内線でポカラに飛びます。1時間遅れの出発となりましたが、先ほどよりも小型の機体ですから、ランタンからダウラギリまで、山に近いほうを飛行し、よく観察することができました。
ポカラ行きに搭乗
ランタン・リルン(中央、7234 m)とガネーシュヒマール
薄暮のマナスル
ポカラに到着
ポカラの新しい空港
この日は、ポカラのレイクサイドのホテルに泊まりました。