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2022/05/29

旅の失敗(イタリア、ローマ編)

イタリア、ローマの宿は、空港近くのフィウミティーノ地区のホテルがコスパが良い。
ローマ市内観光は、ホテルの送迎バスでレオナルド・ダ・ヴィンチ空港まで行き、そこから鉄道で、ローマ・テルミニ駅などに出れば観光に便利。

ホテルティベール
ローマ市内やバチカンなどを観光した後、ホテルに帰るべく、テルミニ駅に行きました。案内係に「空港は?」と聞くと、28番線だという。表示に従って28番線に向かうが、遠い、遠い。空港線ならもっと、便利なホームだろう思いながら、出発時刻も迫ってきて、28番線に急ぐ急ぐ。
列車に飛び乗ると同時に、列車は動き出し、ホッとして座席に落ち着く。
空港までは、30分もあれば着くのだが、何かおかしい。1時間たっても空港に着く気配がない。近くの乗客が、気配を察して「お前らはどこへ行くのか?」と聞いてくれる。
空港だというと、「この列車は違う。ピサへ行くのだ」。
傷口を広げないうちに、次の停車駅で下車。
下車したTarquinia(タルキーニア)駅
一緒に下車した人にローマにもどる方法を聞くと、「今晩はもう、ローマに行く列車は無い」。ならば「タクシーは?」「そんなものはここらへんには無い」。
実際、駅前は、なんの建物もなく、真っ暗で、下車した乗客を迎えに来た車が1,2台停まっているだけ。
私が困っている様子を見て、降車した人が知り合いに車を出してくれるよう電話をしてくれた。「200ユーロだと言っている」。
ありがたい。それでOKして、15分ほど待つと、車がやってきた。
高速を1時間ほど走って、23時前、無事、ホテルに到着。
あとで調べると、降車した駅はTarquinia(タルキーニア)駅。ローマ・テルミア駅まで100㎞弱でした。




2022/05/28

イタリア、Sextantio le Grotte della Civita(セクスタンチオ ル グロッタ デラ チビタ)

イタリア南部の町マテーラは、グラヴィーナ渓谷の斜面を掘って造られたサッシ(岩)と呼ばれる洞窟住居群が3000〜4000あり、何層にも重なって渓谷を埋め尽くす壮観な景色が広がっています。このマテーラの歴史は古く、この地に人類が住み着いたのは約7000年前と言われています。
8世紀から13世紀にかけ、イスラム勢力の迫害を逃れたキリスト教徒は、洞窟内に130余りの教会や住居を造り、この地に移り住むようになります。
15世紀には地中海交易により繁栄し、最盛期を迎えます。
しかし、19世紀入り、町は徐々に衰退していきました。
また人口の増加により、住居が不足。多くの貧しい人々は家畜とともに暮らすことも余儀なくされ、衛生面の悪化も深刻になりました。政府は、1954年に都市計画で新市街地へ住民を強制的に移住させ、結果、サッシ地区は無人の廃墟と化したのです。
こうした歴史背景を持つサッシ地区は、中心にあたる「チビタ」、そこから南北に分かれて「サッソ・カヴェオーソ」、「サッソ・バリサーノ」の3つに分かれます。チビタ地区にはロマネスク様式の大聖堂、ドゥオモがあり、その広場から眺めるサッソ・バリサーノ地区の眺めは圧巻です。またサッソ・カヴェオーソ地区にはマドンナ・デ・イドリス教会をはじめ一見の価値ある洞窟教会が建ち並びます。